scvx.exe
登録した実行ファイルが起動している間スクリーンセーバーやシステムスタンバイを抑止するプログラム。
目次
スクリーンセーバーが立ち上がったりシステムがスタンバイモードになったりするのを抑止するためのプログラムです。
リストに登録した実行ファイルが起動している間だけ防ぐように、50秒間隔で実行プログラムを検出し、右側の登録ファイルと照合して合致するファイルがあればスクリーンセーバーやシステムスタンバイなどを抑止するAPIを呼ぶようにしています。
※単純にスクリーンセーバーやモニター電源のオフ、システムスタンバイなどを抑止したいのであればscv.exeの方が確実です。
scv.exeは0.9秒間隔で抑止するAPIを呼ぶようにしているので。
起動するとタスクトレイにアイコンを登録します。
終了するには右クリックして「終了」を選んでください。
リストへの登録は、
- 左側の「実行中のプログラム」リストから選択。
- ファイル選択ダイアログを開いて選択。
- 実行中のプログラムにマウスカーソルを持っていき選択。
- エクスプローラからドラッグアンドドロップ。
などがあります。
左の実行中のプログラムのwmplayer.exeの情報を上部に表示しています。
右の登録ファイルのリストには三つのファイルが登録されています。
二つ目のファイルは存在しないファイルで、このように存在しないファイルは取り消し線で表示します。
三つ目のwmplayer.exeは現在実行中のプログラムで、このように実行中のプログラムは太字で表示します。
情報表示
上部に選択ファイルのバージョン情報を表示。
左側に実行中のファイル名をリスト表示。
右側に登録ファイルをリスト表示。
ファイルを選択すると目安となるようにファイルのバージョン情報を上部に表示します。
ファイルを登録
- 左側の「実行中のプログラム」リストから選択して登録。
- ファイルをダブルクリック。
- ファイルをドラッグして「登録ファイル」へドロップ。
- ファイルを選択しポップアップメニューの「登録ファイルへ追加」を選択。
の三つのやり方があります。
- ファイル選択ダイアログを開いて選択して登録。
「登録ファイル」でポップアップメニューの「ダイアログから追加」を選択。
ダイアログでは複数のファイルを選択できます。
- 実行中のプログラムにマウスカーソルを持っていき選択。
「登録ファイル」でポップアップメニューの「マウス下のウィンドウを追加」を選択。
選択キーを選ぶダイアログが出てくるので登録したいプログラムの上にマウスカーソルをもっていき選んだ[選択キー]押します。
- ドラッグアンドドロップ。
ショートカットファイルはそのショートカットファイルそのものではなくリンク先のファイルを登録します。
このプログラム本体へのドロップだけでなくこのプログラムへのショートカットへのドロップにも対応しています。
またこのプログラムの実行中にショートカットへドロップしたファイルにも対応しています。
ファイルの確認
実行中のプログラムや登録ファイルを確認できるようにエクスプローラーを開いたりプロパティページを表示させたりできます。
それぞれポップアップメニューから「エクスプローラー」、「プロパティ」を選択してください。
登録ファイルに関してはダブルクリックするかポップアップメニューの「実行」を選択することで実行させることができます。
選択したファイルがプログラムでない場合はそのファイルに関連付けされたプログラムが実行されます。
簡易ランチャーとしての利用も可能ですが、あまり意味はないでしょう。
常に抑止
登録リストに関係なく常に抑止を行います。
- 実行中のプログラムと登録ファイルとの比較はフルパスのファイル名で行います。
同じプログラムであっても違う場所にあったり名前が変わっていれば違うものとして扱います。
- 登録ファイルが実行されているかのチェックは50秒間隔で行います。
スクリーンセーバーやモニター電源オフの間隔を50秒未満に設定した場合の抑止にも一応対応していますが、Vistaでは設定しだいでスクリーンセーバーが立ち上がるのをキャンセルできなくなったようです。
ゲームプレイ中のスクリーンセーバやディスプレイ休止を回避する方法 - NyaRuRuの日記
- リストに登録したファイルがプログラムかどうかはチェックしていません。
つまりプログラムでないファイルも登録できてしまいますが、その場合実行中のプログラムとの比較で合致することがないので無駄になります。
- プログラムではない登録ファイルを実行させることもできますが、その場合でも関連付けで起動されたプログラムが実行中のプログラムと比較されることはありません。
例えばmp3ファイルを登録しておいてダブルクリックしメディアプレーヤーを起動させたとしてもそのメディアプレーヤーが登録リストになければスクリーンセーバーの抑止は行いません。
mp3などのデータファイルを登録しても殆ど意味がないということです。
インストールは任意のフォルダにscvx.exeをコピーするだけでOKです。
レジストリには何も書き込みませんがscvx.exeのあるフォルダに設定ファイルを作ります。
アンインストールはscvx.exeとscvx.iniを削除してください。
scvx
scvx.exe 2012-03-01:Ver 0.0.10.11
プログラム本体含めて圧縮はしていません。
そのままダウンロードして実行できます。
ソースコードは公開しているというよりもバックアップ目的なので見通しはよくありませんし、これらとは別に汎用ライブラリも全部ダウンロードしてセットアップしないとコンパイルできません。
2012-03-01:Ver 0.0.10.11
- http://kerokero.org/wp/archives/154
によるとVista以降ではSetThreadExecutionState(ES_DISPLAY_REQUIRED)だけではスクリーンセーバーの抑止にはならないらしいのでmouse_event
APIも併用してみた。
が、Vistaや7の環境がないので効果があるのかどうか解らない。
2011-06-22:Ver 0.0.9.11
- メモリーリークしていた不具合を修正。
- 実行中のプログラムでファイル名を取得できないものがあった場合リストに追加しないようにした。
2011-05-10:Ver 0.0.8.11
- TScreenのMonitorプロパティがモニター情報の変更に追随しない不具合を回避。
2011-01-21:Ver 0.0.6.11
2009-09-27:Ver 0.0.5.11
- マウス下のプログラムを取得のボタンを「取得」から「キャンセル」に変更
2009-03-30:Ver 0.0.4.9
- ウィンドウリストとアプリケーションリストを右クリックしたときそれぞれのリストウィンドウをアクティブにするように変更。
2009-03-08:Ver 0.0.3.9
- 移動できなかったアホみたいな不具合を修正。
- フォームをツールスタイルから標準のものに変更。
- 最小化ボタン、終了ボタンを有効に変更。
- 「閉じる」ボタンを非表示に変更。
- 「マウス下のウィンドウを追加」のダイアログが表示されているときにタスクトレイアイコンを左クリックするとダイアログの手前に本体を表示してしまう不具合を修正。
2009-02-09:Ver 0.0.2.9
- スクリーンセーバー、モニター電源オフが50秒間隔以下で起きたときに対応。
ただしVistaではスクリーンセーバーのキャンセルをできなくする設定も可能なようで、その場合は抑止できない。
2009-02-04:Ver 0.0.1.9
- ウィンドウリストからのドラッグアンドドロップに対応。
- 「マウス下のプログラムを追加」で追加後リストの表示が実行状態になっていない不具合を修正。
- 「マウス下のプログラムを追加」で入力フォーカスがない場合でも取得可能とした。
- 登録済みの複数のファイルを登録しようとした場合、一つ一つのファイルでエラーメッセージを出していたのを一度で済ますようにした。
- リストのタイトルを表示。
- バージョン情報の「著作権」を削除。
- 「エクスプローラー」「プロパティ」「実行」機能追加。
- メニューを三つに分割整理。
2009-02-03:作成