Windows APIメモ WindowFromPoint

Windows APIのメモ。
WindowFromPoint。

function WindowFromPoint(Point: TPoint): HWND; stdcall;

参考サイト

http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/cc364874.aspx

WindowFromPoint APIはマウスカーソル下のウィンドウを取得するのに手軽なので良く使うAPIなのですが、無効なウィンドウ(EnabledがFalseのウィンドウ)は対象外になります。
また拡張ウィンドウスタイルに WS_EX_LAYERED と WS_EX_TRANSPARENT の両方を指定してマウスで触れなくしたウィンドウも対象外となります。

マウスカーソルが無効な子ウィンドウの上にある場合、WindowFromPoint APIは無効な子ウィンドウの親ウィンドウのハンドルを返します。
トップレベルウィンドウが無効な場合はトップレベルウィンドウのハンドルが返ります。
SetLayeredWindowAttributes APIを使用して半透明にしたウィンドウを取得することはできます。
けれども、更に拡張ウィンドウスタイルに WS_EX_LAYERED と WS_EX_TRANSPARENT の両方を指定してマウスイベント透過な(マウスで触れない)ウィンドウにした場合はそのウィンドウの下にあるウィンドウのハンドルが返ります。

ということで無効であっも見えているウィンドウも取得したいという場合はこのAPIだけではだめでChildWindowFromPointEx APIと組み合わせて使うか、あるいはEnumWindows APIとEnumChildWindows APIを駆使するかしないとなりません。
いずれにせよマウスカーソル下の見えている一番手間のウィンドウハンドルを取得するのは思ったよりもずっと手間がかかります。